珈琲店の老紳士

レトロなカフェで紳士風の老人が、若者について語っている。彼は大半の年寄りがそうするように、「近頃の若いもんは」なんてことは言っていない。高校二年生で部活に打ち込む、青年の話を誇らしげに語っている。彼にとって、若さは誇らしいものであるのだろう。きっと彼にも他人に誇れる若かりし頃があったに違いない。思い出すこともない青春時代を送り大人になった人間は、青春を謳歌している未来のある若者を妬む。うらやましがり、蔑む。嘆かわしいことだ。哀れである。カウンターで楽しそうに話す彼は、若者の話を通して、人間を語る。情熱家、感動の源泉、体を動かすことの素晴らしさ。そしてそれを語る彼について、今僕はここに語る。

                          2018年3月5日

 

今までの記事は、携帯やらパソコンやらに残っていた昔のものなので日付をつけてみました。

当たり前かもしれませんが、まだまだ自我がはっきりとしないので、今とは考える事が全然違うこともあります。

逆にそれが面白かったりすることもありますよね。

こんなこと考えてたんか。って。

いままで残していたものを全部吐き出したら今度は、今の自分の言葉を吐き出して、自分の中身を更新していければと思います。

                                                                                   kuroi yu