雑記

感情のために人は行動する。感情を満たすために合理的な行動が必要になる。感情ゆえに人は合理的な行動が取れなくなる。感情がなければ合理的に徹しきれるのに。しかしそうなれば合理的たる意味を失う、目的がない。 簡単に言葉で説明できるようなことを、わ…

あいつは今でも走ってる

一般的なことは嘘だ可能性という嘘だ 体験したこと 経験したこと それはもう二度と起こらないもう二度と起こらない 今の真実 過去の真実 未来の真実間違えるな 恨むな 騙されるな 期待せずに期待しろ矛盾せずに矛盾しろ あいつは今でも走ってる

いつでも心で歌ってる

あの白い 壁 壁 壁 いつでも心で 歌ってる この赤い布は 海のどこかで 泣いていた カラスの頭が 揺れたとき 草の葉燃えれば 月が消ゆ

綱渡りをしよう

何にも見えない ビー玉投げた見えなくなるほど遠くに投げた投げたら大きな音がした遠くに投げても音はした 何にも言えない おはじき捨てた持ってた全部を一度に捨てた捨てたら弾けて 光が見えた捨てた数だけ光は見えた 投げたり捨てたり忙しい僕の布団に光が…

線路の上にも蟻はいる

せっせこせっせこ 荷を担ぎ働くオレらの 歩く道ごぉーっと すげえ風が吹く あいつはアレにやられたぞ ずんずんぎゅうぎゅう乗り込んで働く僕らの 詰まる箱じゃーっと 道を切り刻む そいつはコレがやったんだ

乾いたシャワーヘッド

ぶらりと垂れた シャワーヘッド 蛇口を捻るも 水が出ず 乾いてしまった シャワーヘッド 水を欲しがる 黴たちに 謝るように ぶらりと垂れる kuroi yu

パン

無性にパンが食べたかった。朝ごはんは白米派だったが、それといまの爆発的なパンに対する執着は関係ない。パンが食べたかったのだ。僕はとりあえずたけしに電話をすることにした。たけしも同じ、白米派だ。 たけしは予想に反してすぐに電話に出た。だから僕…

珈琲店の老紳士

レトロなカフェで紳士風の老人が、若者について語っている。彼は大半の年寄りがそうするように、「近頃の若いもんは」なんてことは言っていない。高校二年生で部活に打ち込む、青年の話を誇らしげに語っている。彼にとって、若さは誇らしいものであるのだろ…

渋谷に行っても、自由は手に入らない。

渋谷で降りる。あのでかい交差点で立ち止まる。じろじろ見つめられる外国人がいる。そしてその人たちは眺めている。交差点ではなく、その上にたまる空気を。渋谷に来た不思議な人たちの吐く、数秒前に肺の中で絞られた、生命の残りかすを。 あの街にいる人た…

月で生まれたら

色々なものを得て、色々なものを失いました。 色々なものが過ぎていき、色々なものを忘れました。 なぜかわからないけど、とても悲しいのでたくさんたくさん泣きました。泣いた後に残ったのは泣いたという事実だけでした。 あぁ、月で生まれたら、こんなこと…

探し物

5つの時に探していたものを、19になって見つけた。僕が見つけたものには、これは僕が探しているものと書いてあった。今僕は21だけど、探し物は前より増えた。5つの時に探していたのは、たったひとつだったのに。じゃないと嘘がまた増える。全部嘘なら…

東京駅とスーツ

東京駅の喫煙所にいる42人のうち、4人を除いてみなスーツを着ていた。38人のうち何人が幸せだろう。何人が死ぬときにお寿司のことを考えるだろう。4人のうち何人が歌うだろう。歌った人の声は何人に届くだろう。たくさんの電車と、たくさんの煙に囲ま…

ファミレスとスーパー

どちらでもよかった。右に曲がっても、左に曲がっても。だからどちらにも曲がらなかった。立ち止まっていると後ろから人が歩いてきた。二人組だった。だから僕は右に曲がったんだ。 ファミレスが好きだから、スーパーも好きだった。ネギを袋にさして、家に帰…

こんにちは

黒井 ゆうです。 何をやっていても、どうしても難しく考えてしまう性格で、ごちゃごちゃとした考 え事をよく紙に書きだすのですが、それが誰かの暇つぶしになればと思いブログをつく ってみました。 読んでくれた人に少しでも何かいいことがあれば、いいなぁ…